埼玉県行田市にある「さきたま古墳公園」「前玉神社」~「忍城」~「古代蓮の里」と廻ってきました。私の自宅からだと、ちょっと高速に乗らないと行けないところにあり、しばらく車をじっくりと走らせていなかったし、ETCカードも年に1度以上は使わないと年会費が掛かるので、半分は高速に乗るのを目的に行きました。
そしたら、古墳公園の「埼玉県立さきたま史跡の博物館」が休館日でした!
ついでに将軍山古墳展示館も。
この手の博物館関係は月曜日が休みという固定観念があって、調べなかったのが悪いのですが、がっかり。
気を取り直して古墳群を見て回ります。
月曜日ほどではないのですが、かなり暑くて、屋外を歩くのはシンドい日でした。
まずは駐車場の出入り口
駐車場入口の置物(もちろん本物ではないです)
看板
丸墓山古墳。結構登るのがシンドい。けど古墳の頂上まで登れるっていうのは面白い。
登りきると眺望が開けます。ここは秀吉の小田原攻めの際に、石田三成の軍勢が忍城を包囲したのですが、その際に三成の陣が敷かれたそうです。
パワーショットSX720HSの40倍ズームで撮りました。実際に車で行くと大して遠くないのですが、肉眼だと見えないぐらい(まあ、私が近眼なわけですが)
忍城の攻防戦というと、「のぼうの城」が有名で、行田市でも押していますが、私がすぐに思いつくのは山田風太郎の怪作「風来忍法帖」です。大作ですが、実に面白いのでおすすめ。
こちらは稲荷山古墳。「後円」の部分が手前で右手に「前方」がなだらかに続きます。
円の部分の頂上。こんな感じに埋まっていたそうです。
稲荷山古墳をみたら、今度は将軍山古墳。
ここは、古墳に設置されている展示館がメインなのですが休館日だったので、引き返します。
あと、大きな二子山古墳があるのがわかっていましたが、何しろ2つ続けて古墳に登るのは結構しんどくて二子山古墳はパス。
一度道路まで戻って博物館の有る方に渡ります。
博物館は入れないので、その向かい側にあった県名発祥の碑
移設した民家。もちろん古墳時代のものでは無いです。ここも博物館休館日は入れませんでしたので、ロープの外から。
この奥に鉄砲山古墳とかあったのですが、もうどれを見ても同じような感じかな、と思ったのでパス。
いちど、駐車場まで戻って、車で前玉神社へいきます。
前玉神社と書いて「さきたまじんじゃ」と読みます。
前玉神社は浅間塚古墳をそのまま神社の神域にしているという変わり種です。
あまり大きな神社では無いですが、歴史は400年代後半から500年代前半ぐらいではないかと考えられているそうで、それなら古墳時代に建てられたもので、歴史は十分。
御祭神は前玉比売神(サキタマヒメノミコト)と前玉彦命(サキタマヒコノミコト)の二柱で、すぐ横の浅間神社は御祭神はもちろん木花之佐久夜毘売命
境内に寝そべって、近づいても逃げない猫
境内(古墳の頂上)へ登ると、すぐ正面に本殿が有るわけではなく、お参りするためには90度、反時計回りに回らなくてはなりません。
変な配置だと思ったのですが、帰宅して神社のHPをみたら「社は古墳群に向かって祈祷するように建立されています。」との表記があり、ああ、なるほどと思わされます。
というか、HPを見ていたら、ここでも御朱印をいただけたのですね!