玉堂美術館の後、車でちょっと走ると、京王電鉄の御岳山ケーブルカーの麓の方の滝本駅に到着します。至る道が工事中でちょっと走りにくいけど、まあ大したことありません。
下の滝本駅で既に紅葉が真っ盛り。というか、上の駅から先は紅葉どころではなかった。
ケーブルカーは昼間の時間帯は1時間に2本~3本程度走ってます。
10分ほど待ってから乗車。
薄曇りの日だったのですが、ケーブルカーで昇る時に雲を抜けて御岳山駅につくと、今にも降り出しそうで、結構な霧が出ていました。
なので、紅葉は全然楽しめず。
とりあえず表示版の案内に従って、御嶽神社を目指します。
霧の中の山道を歩くのってかなり不思議な雰囲気で、特に大きな鳥居があって、その向こうが白く濁っていて全然見えないところに進んでいくというのは、諸星大二郎ファンとしてはなんかゾクゾクしてくるシチュエーションでした。
などと、言っていられたのも最初だけで、相当な登道が続くのですが、普段の運動不足が祟ってシンドイ。
この道は神社の参拝の道というだけではなく、このあたりのピクニックコースの一部でもあって、割とおじいさん、おばあさんといった年齢の人たちが軽々と歩いていくのにたいして、こちらはよれよれ。
12月で、上着を車に置いてくるという決断をしたのに、さらにインナーのフリースを脱いで長袖Tシャツのみになるという……。霧だけではなく小雨交じりになっていて、それなりに寒いのですが、この状態です。
で、途中で一回小休止をとって、ようやく神社境内に到達。そこからまたけっこうな石段を登ったのですが。
脇の宝物殿の入り口そばには、馬に乗った武将の像が。
畠山重忠の像だということで、帰宅後に調べてみたら、源平合戦で活躍した武将で、この御嶽神社に大鎧を奉納したそうで、その鎧は国宝になっているそうです。
御嶽神社は、関東一円をみはるかす霊山に建てられた神社で(霧で見えませんでしたが)、創建は崇神天皇の時代。大己貴命と少彦名命をお祀りしたのが起源で、大和武尊の東征の際にニホンオオカミが手助けをしたという逸話があって、尊は「大口真神として御岳山にとどまり、全ての魔物を退治せよ」と命じ、この御嶽神社のおいぬ様になったそうです。
それで、ペットの健康を願う人々も多く、私が参拝したときにもペット連れの方も何人か見かけました。
そう言えば、ケーブルカーにもペットスペースが設けられていましたね。
お参りを済ませると、本堂脇で御朱印を頂いて、ふたたびケーブルカー駅へ。
のハズだったのですが、小腹が空いてしまって、来る前に朝マックに寄ったにも関わらず、参道のお店でくるみそばと炊き込みご飯を食べてしまいました。
武州御嶽山の史的研究[本/雑誌] / 武蔵御嶽神社及び御師家古文書学術調査団/編
【中古】日本の神社 54号 (生島足島神社・戸隠神社・御嶽神社(王滝口・黒沢口)) [分冊百科]
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